育種価
セリ名簿への育種価等の表示について
☆ 市場出荷牛「期待育種価」、6形質を表示いたします。
6形質・・・・左から、「枝肉重量」・「ロース芯面積」・「バラの厚さ」・「皮下脂肪厚」・「歩留基準値」・「脂肪交雑」
☆ 母牛が推定育種価を持つものに、(*印)を付しています。
育種価とは…
「育種価」とは、その牛が持っている遺伝的な能力の度合いを数字で示したものです。産肉能力の育種価は、枝肉成績と血縁情報のデータを分析し、そこから、肥育農家の成績、性別、出荷月齢などの「環境的な要因」を取り除いて、子に伝わる「遺伝的能力」の部分を数値(推定値)としてあらわします。
「育種価」には、自分自身の子孫の枝肉情報から計算した「推定育種価」と、自分自身は推定育種価を持っていないが、両親の育種価を平均して計算される「期待育種価」があります。
セリ名簿への表示内容について
セリ名簿には、「産肉能力育種価」が県内の現存する繁殖雌牛の分布図で、どこに位置するかを、「A」、「B」、「C」で表します。
表示する項目は、枝肉重量、ロース芯面積、バラの厚さ、皮下脂肪厚、歩留基準値、脂肪交雑の6形質を表示します。
表示の対象となる子牛は、父牛が「推定育種価」、母牛が「推定育種価」又は「期待育種価」を持つもので、子牛の「期待育種価」で表示します。
※母牛が推定育種価を持つものに、アルファベットの前に『*』を付けています。
※父が推定育種価を待たないもの等は表示されません。
育種価表示メリット
(1)繁殖農家:更新雌牛の導入の目安として、産肉能力も考慮した導入が可能
(2)肥育農家:素牛導入に際して、血統や兄弟の枝肉成績、体型に加え、産肉能力の情報も加味した導入が可能